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単行本未収録イラストまとめ【読切・短期連載編】

単行本未収録の予告用イラストカットをまとめました。

一部の作品の予告カットについては短編集の裏表紙に起用されています(電子版は裏表紙自体が未収録なので紙のコミックスのみ)ので、それ以外をご紹介します。

 

 

「あんねちゃんたろう」

モノクロとカラー2種

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増刊の巻頭カラーということで大きく取り上げられています。

(余談ですが増刊「赤マルジャンプ」はこの号を最後に「ジャンプNEXT!」と改題されています)

このモノクロのカット、イラスト1枚でキャラクターやストーリー性が色濃く描かれていて、歴代予告カットの中でも特に好きです。

古い作品だからなのか、短編集の裏表紙にはこちらではなく描きおろしカットが使われています。

 

「月・水・金はスイミング」

モノクロとカラー1種

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同じイラストですが、モノクロ版はトーンとベタで別に仕上げられているのが分かります。

カラー版の初出は2色カラーの予告ページなのですが、せっかくなので掲載号表紙のフルカラー版を。

WJの告知は当然掲載号の1週前なので、「来週新作読めるの!?えっ来週!!?」といい意味でテンパった記憶…

 

「アマリリス

モノクロとカラー1種

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こちらもスイミング同様、カラーとモノクロでそれぞれ仕上げてあります。

このイラスト自体はコミックナタリーなど、ネット上で見る機会は多かったかと思います。

個人的にはこのミラクルジャンプ本誌のカラー予告ページの背景の色合いやデザイン、フォントの配置など全体の雰囲気も含めて大好きです。

何となく不穏な、ハッピーではない空気が伝わってきますよね。

短編集の裏表紙のアマリリスのカットは描きおろしです。先生のこの作品への思い入れを感じます。

 

「ルチア・オンゾーネ、待つ」

モノクロ1種

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二人の対比が印象的なカット。

マリリスの衝撃や少年の物語が続いたので、「この二人は女の子…?だよね?」と戸惑いました。

カラーイラストではないので短編集に収録されなかったのだと思われます。

 

ハンガーストライキ!」

モノクロ1種

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西尾維新先生原作の読切プロジェクト「大斬」の1作。

初の原作付き作品で、格闘家の女の子という題材はとても新鮮でした。

本編は「大斬」の単行本に収録されていて、西尾先生の福島先生へのコメントも掲載されています。

 

「こども・おとな」

カラー1種

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本編でもそうなのですが、手提げや文房具など細かなところまで気を配って描かれています。

実は予告時点ではタイトルが公表されていませんでした。

同じく予告でタイトルが伏せられていた「ボクらは魔法少年」とは違い、この時点ではタイトルが決まっていなかったのでは?と推測します(ボクまほと違い隠す理由が特に思い当たらないため)

 

 

以上が2020年時点での未収録イラストです。

予告イラストは基本的に雑誌掲載される前号でしかお目にかかれないのでなかなか貴重です。

ちなみに「ボクらは魔法少年」は予告カットや扉絵などがすべてフルカラーで単行本収録されていて非常にありがたいです!

いつかこれらをまとめた画集が出たらいいなあ~なんて夢見ています…!

単行本未収録イラストまとめ【サムライうさぎ編】

サムライうさぎ」の単行本未収録のイラストについてまとめました。

これらのカットは本誌以外で使われることがあまりないため、

単行本派の方にとって面白い資料なのでは、と思います。

当時を知る方にも懐かしい!と楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

まず新連載予告用カット3種。

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1枚目のシルエットは3枚目カットと同様のもの。

予告時点では「結婚」していることが伏せられているのが面白いですね。

 

画像4枚目の目次ページのカットは、お面の耳が垂れていないので

一番最初に描かれたカットなのでは?と推測しています。

(1羽の川のシーンや、のちに摂津の「悪鬼羅刹修羅豪傑無双うさぎ」として出てくるお面ですね)

 

そして3枚目の2色カラーのカット。

こちら元々はフルカラーで仕上げられているのがわかるかと思います。

しかし本誌でカラー版カットを見かけた記憶がなく、

どこかにないのか…!?と探した結果 

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ありました!!!
情報提供いただきまして、2巻と4巻の新刊案内チラシに使われていることが判明。

実は手元にあったという…しかも全身!

新刊案内は当時の貴重な資料なので、安易に捨てないほうが良いと改めて思いました。

 

次にWJ集合表紙。

合併号などの全連載作品が描かれている表紙にサムうさは5回登場しています。

そのうち未収録は2種。

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集合表紙は全体でテーマが決まっていて、それに合わせたポーズや衣装なので

あえて分かりやすいようそのままアップします。

この2種が未収録なのは「普段と違う格好」だからだと思われます。

「私立うさぎ学園」ではない伍助が現代の格好をしているのはこの時だけ…!

 

ちなみに、5月人形の甲冑姿の伍助は一時期ヤンジャンアプリで作品一覧のアイコンとして使われていました。

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未収録イラストに変更された…?もしやサムうさに新たな動きが…!?

と期待しましたが今のところ特に何もありません…

 

せっかくなので収録済みのカットも全体像をご覧ください。

単行本の中表紙として収録されていますが、単体ではなぜこんなポーズなのか疑問が出ると思います(特に将棋)

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こちらを見ていただくと、横向きに走ってるカットはドンキーコングがモチーフで、お面のひげはマリオを表してると分かりますよね。

 

最後に、サムうさではありませんが関連するカットを2種。 

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8巻収録の読切「よしっ!!」の予告カット。

本当にたまたま手元に残っていました。ありがとう当時の私…!

 

そしてこちら。

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福島先生の描いたワンピース…!

2007年に発行されたワンピースの増刊「10TH トレジャーズ」に収録されています。

当時のWJ連載陣が寄稿されていて、サムうさを連載中だった福島先生も参加されたということです。

公に描かれた版権イラストはこちらのみのはず…!

 

当時の空気を味わっていただけたでしょうか?

次の記事ではこれより後の読切作品の未収録についてまとめてまいります。